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キリンソウと四季の彩り日記屋上緑化システム株式会社
技術顧問 山下 律正

中国の緑化企業支援 第2回 深圳証券取引所の緑化

深圳証券取引所は中華人民共和国広東省深圳市にある証券取引所

2021年現在2578社が上場しており世界の5市場に含まれる規模である。

証券取引所の緑化視察の機会があり同行する。

たぶん日本人の緑化関係者が屋上階に立ち入るのは初めてではないかと思う。

屋上緑化は高層階なので1m以下の低木で仕上げられており管理は行き届いていた。

芝類の成長でタイルの浮き上がり、目地沿いに拡大が見られたが、メンテナンスで維持できる範囲であるが

歩行に障害が出る前に補修が必要程度で良好な管理がなされていた。

ここでも植栽培土の問題が取り上げられ、透水性の高い多孔質材の必要性がある。

使用している培土は赤土をベースに改良されているが、深圳が位置する広州には火山や大きな堆積層が無い事から酸性に近い赤土が広く堆積している。

深圳地区で緑化事業を成功させる最も有望な事業は安価な培土の供給と判断し生産方法助言をする。

 

深圳証券取引所ビル屋上緑化

屋上と地上の緑化管理員は常時5名程度の工作員が管理をしている。地上には周囲に緑地と壁面緑化が広がっている。

地上緑化は自然の状態に近いビオトープをビル四半面に設置され、内側に壁面緑化が長城の様にそびえている。

この一角は商業地区でも自然の中にいるような情景になるように設計されて、計画された環境緑のセンスに感心する。

壁面緑化は両面緑化の衝立状で高さは8m程度が続いている。日本と違うのは観賞用とか景観用ではなく地球温暖化のCO2対策に設置されているようで植物の選択も良好で、深圳証券取引所ビルをサポートする様に設置されている。

全般に緑化設備は素晴らしいが、培土などの基礎資材、屋上緑化維持管理で植物の成長に伴う将来予測を考えると漏水対策を考えておく必要が出ると助言を行った。

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