キリンソウと四季の彩り日記屋上緑化システム株式会社
技術顧問 山下 律正
21 No1 読者の質問 :どんな植物も変異させることができますか?
化学突然変異育種講座を見ていただきありがとうございます。
6月3日より「化学突然変異育種講座」を開始し一か月の間に500件近くのアクセスを頂き100名様近い方の興味を頂きまして感謝します。
質問も多くいただきましたので、「突然変異手順」の特集中ですがご質問の回答を先に致します。なお問合せ個人情報は伏せさせていただきます。
読者よりの質問
Q:どんな植物も変異させることができますか?
回答:
化学突然変異育種は筆者山下律正が地産に取組む自治体の方との会話の中で、既存の種苗登録(植物特許)品種(例:シャインマスカット)を「岡山県産 桃太郎ぶどう」と銘打ち地産品種として力を入れているが、シャインマスカットを特産品にして名称を変えて販売している地方は多い。地域ごとの差別化は難しいのではないか、品質を追求しすぎればコストが高くなりロスも多くなる。真に生産者の利益にならない。岡山県のオリジナル品種を作り岡山にしかない特産品として販売すれば付加価値の高い特産品になるのではないか?
特産品について協議をしたことが有ります。新品種を作る事への抵抗、できるのか?時間がかかるのでは?費用が高くつくのでは?などの意見が出ましたが、シャインマスカットの改良種であれば数年で成果が見え量産できる。もちろん種苗登録の可能性が有り、真の地域オリジナル品種となる。実現する最短コースは突然変異による新品種開発が早く、東京都市大学 総合研究所で研究している化学突然変異技術が最適な開発法と協議したことが有ります。
本講座では研究しているタケシマキリンソウの開発を例に挙げて解説しました。
現在成功しているのは、こまつな、アスパラガス、などの野菜類
果樹は未挑戦
昆虫:カブトムシ:透明幼虫の作成まで到達
多くの生物に化学突然変異は応用できます。どうすれば理想の改善になるかをチャレンジしすることができます。興味のある方は一緒にやりませんか
当ブログは化学突然変異実験の手法紹介であり、参考にして実験した結果を保証するものではありません。
試験は発がん性物質を使いますので、適合資格者が取扱い責任を果たし、自己責任で行動してください。
技術顧問 山下律正
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