キリンソウと四季の彩り日記屋上緑化システム株式会社
技術顧問 山下 律正
69 四季彩 7 キリンソウの維持管理
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四季彩キリンソウの維持管理
Maintenance and management of Shikisai Kirinsou(Phedimus )
市販キリンソウの管理もこの表を参考に実施できる。
注意する点
早春 2月~5月
ほとんど管理不要であるが、高温になると病害虫が発生するうどん粉病、アブラムシ類が発生する。
秋に剪定できていない場合、枯れ葉が病害の温床となる場合もある
春~初夏:うどん粉病、アブラムシ、葉ダニが発生する場合がある。花粉、花に集まるハチ、蝶等アレルギー
夏~秋 :高温による病害に注意 ほふく性品種、明黄緑色品種は葉焼けに注意
秋~春 :剪定を実施
耐候性が高いキリンソウでも長期緑化するには最低限のメンテナンスが必要
最低限メンテナンスとは、潅水(成体はひでり耐性は30日程度)、施肥(年1回程度)である
緩効性肥料
与えたときから肥料効果があらわれ、ある程度の期間効果が持続する肥料のことをいいます。しかし、チッ素、リン酸、カリの三要素の効果が平均して続く肥料と、特定の成分だけが長期間続く肥料があります
・生育期間が長い100日前後の野菜の基肥肥料として適しています。追肥回数の省力化が期待できます。
・株元にばらまくタイプの追肥。約2ヵ月間の効きめ植わっている植物の株元にばらまくだけで、肥料成分がゆっくり溶け、根にやさしく根の張りを良くします。
マグァンプK小粒
園芸用 – BB肥料工場 – JAアグリライン石川
技術顧問 山下律正
Technical Advisor: Ritsumeikan Yamashita
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