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屋上緑化システム・壁面緑化システム

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高品質・低コスト・
省メンテナンスの屋上緑化

無灌水で1年間を通して緑化を維持。
3年間の長期にわたる保証付きです。

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屋上緑化とは

「屋上緑化」とは建物の屋上や屋根を活用して植物を生育し、緑化を図るものです。無機質な建物に癒しの空間をもたらし都市部の環境改善にも役立ちます。また、屋上緑化に関する条例や法律も定められており、地上の緑地面積を屋上に移すことで地上敷地内のスペースをより一層有効活用することが出来るなど導入によって様々なメリットを得られます。

屋上緑化の導入に関して
お気軽にご相談ください。

  • 設計施工ご担当者様 屋上緑化計画 施工時のポイント お役立ち情報
  • 建物のオーナー管理者様 CRS担当者様 屋上緑化選択のポイント 導入のメリット等をご紹介
  • 条例で緑地面積が必要な方は要チェック 工場立地法とは
  • 屋上緑化システム株式会社が選ばれる7つの理由

屋上緑化に関するこのようなお悩みはありませんか?

  • できるだけ工事費をかけたくない
屋上緑化をするには、植物や土壌といった各資材の購入費、水やり設備の設置費、それらの工事費。場合によってはクレーンを使用した荷揚げの費用が加わります。各費用は屋上緑化の面積・使用する植物・デザインによっても大きく変動し、当初の予算を超過してしまうことも。思わぬところで、全体の建築費予算を圧迫することになりかねません。

  • 水やりやメンテナンスが大変そう
屋上緑化の導入が完了した後は、植物が枯れたり病気になったりするのを防ぐため、定期的な水やりや適切なメンテナンスが必要です。緑化した面積が広ければ広いほど水やりには時間が掛かり、水道代・メンテナンス費などの屋上緑化維持管理コストも上昇します。自動灌水による水道代やメンテナンス費用を削減する目的で、職員だけで水やりやメンテナンスをしようとすると、業務時間を圧迫してしまい通常業務にも支障が出る可能性もあります。

  • 導入した後、植物が枯れてしまったらどうしよう
屋上緑化導入で安くはない費用を支払ったにもかかわらず、植物が枯れてしまうことを心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。枯れて土だけになった部分に、もう一度屋上緑化をしようとすると、通常の工事費に加えて、時には枯れた植物の撤去費もかかることがあり、かなりの大出費になることもあります。

そのお悩み、屋上緑化システム株式会社にお任せください

屋上緑化システム株式会社では、設置工事費・メンテナンスの手間・工事完了後のリスクに対応できる商品とサービスを展開しています。これまでの屋上緑化の総納入面積は、約390,000㎡以上。阪神甲子園球場約9個分の広さです。豊富な納入実績と経験をもとに、お客様のお悩みを解消できる屋上緑化サービスを実施しています。ことができます。

 

生産からメンテナンスまで一貫しているからこそできる工費の削減

屋上緑化システム株式会社では、屋上緑化に使用する植物の生産から施工、メンテナンスまでの全てを自社で一貫して供給しています。植物は休耕田を活用して生産しており、施工、メンテナンスとそれぞれの現場を一つに繋げることでコスト削減を可能にしています。

「薄層トレー式屋上緑化システム」と「貯水型緑化パネル式屋上緑化システム」も、工事費の削減に効果的。いずれもシンプルな施工方法のため、施工に掛かる所要時間が長くなるほど高額になる人件費を抑えられます。また弊社商品を購入していただいたお客様にはお引き渡し後1年間の自主点検と枯れ保証3年も実施しており、生産から導入後のアフターサービスまで全体を通して料金を削減することが可能です。

※納入場所によっては1年間の自主点検をご提供できない場合があります。

屋上緑化の費用について

  • 薄層トレー式屋上緑化システムの対費用効果
薄層トレー式屋上緑化システムは、あらかじめ植栽が植えてあるトレーを金具等で固定する設置方法。緑化したい場所にトレーを敷き並べて固定するシンプルな工事内容のため、施工に要する時間を短縮し、人件費を抑えることが可能です。

  • 貯水型緑化パネル式屋上緑化システムの対費用効果
貯水型緑化パネル式屋上緑化システムは、雨水を通常の屋上緑化システムより多く保水できる商品です。1㎡あたり16,400cccの保水性能を備えており、弊社厳選の構成植物では自動灌水システムの設置が不要ですので水道代がかかりません。水やりをする手間も要らないため、人的コストとランニングコストの削減ができます。

 

水やり・手間要らずの屋上緑化システムを独自に開発

弊社では、水やり不要で省メンテナンスが特長の「薄層トレー式屋上緑化システム」と「貯水型緑化パネル式屋上緑化システム」を独自に開発いたしました。どちらも灌水装置不要で、1年間の自主点検及び3年枯れ保証つき、水やりをしなくても省メンテナンスで植物が生育可能な構成要素を随所に施しています。

水がなくても植物が枯れない大きな要因として、保水性と排水性を兼ね備えた独自開発の専用培土を使用しているためです。多孔質の無機土壌改良材と有機質系土壌改良材を混合した専用の土は、雨水をしっかり貯水しつつ植物の根を腐らせないよう程よく水分を排水します。

屋上緑化システムの詳細はこちら

  • 薄層トレー式屋上緑化システムとは?
薄層トレー式屋上緑化システムは、厳選した植物、保水性と排水性に優れた専用培土を組み合わせることで無灌水を可能にした屋上緑化商品です。厳選した植物は、環境耐性に優れたセダムもしくはキリンソウ。弊社では「みずいらず キリンソウタイプ」「てまいらず セダムタイプ」という商品名で提供しております。

「みずいらず キリンソウタイプ」では、常緑のタケシマキリンソウを使用しています。年間を通して美しい緑色を保ちながら屋上緑化効果を期待ができるのが本商品の魅力。タケシマキリンソウの特性を活かした屋上緑化システムです。

みずいらずキリンソウタイプ

「てまいらず セダムタイプ」で使用するセダムは、乾燥に強いという特性があり、乾燥に強いぶん水やりをする頻度も少なくて済み、必要最小限のメンテナンスのみで長期間生育維持することが可能。単価も比較的安く、低コストで導入できる屋上緑化商品です。

てまいらずセダムタイプ

セダムとタケシマキリンソウ以外に、導入を予定している各自治体の条例、依頼主様の好みに合わせて、マツバギク等ほかの植物も対応可能です。その場合、納期は季節によって変動します。納期目安3~6カ月です。トレー式屋上緑化システムに不適な植物もございます。

薄層トレー式屋上緑化システムは、折板屋根などの金属屋根各タイプに対応しています。特に夏場の表面温度の急上昇が気になる金属屋根において、屋上緑化の設置は温度差の軽減から省エネルギーに大きな効果を期待できます。

  • 貯水型緑化パネル式屋上緑化システムとは?

「貯水型緑化パネル式屋上緑化システム」は、草花と低木に対応している商品です。「みずいらず 草花タイプ」と「みずいらず 低木タイプ」の2種類を展開しています。屋上緑化に草花の色どりや、低木ならではのボリュームが加わるのが特色です。

みずいらず低木タイプ(浅草)みずいらず草花タイプ

本商品が優れた貯水性を持つ理由は、雨天時に雨水をたっぷりストックできる「貯水型緑化パネル」を使用しているからです。パネルの保水性能は、1㎡あたり16,400cc。小さいサイズの座布団2枚に、牛乳パック約16.5本分の水分を貯蔵できるほどの性能です。晴天時には貯水した水分が土壌に染み込む仕組みからパネルに貯まった水を植物の根に届けます。

貯水型_憩いの場

屋上を社員や施設の利用者の憩いや安らぎの場にしたい場合、緑化に使用する草花の提案や、緑化配置の考案などにも対応いたします。お気軽にご相談下さい。

 

3年間の枯れ保証・初年度の無料自主点検を実施

屋上緑化システム株式会社の屋上緑化では、屋上という過酷な環境にも適応可能な植物の選定、生育維持可能な土壌づくりに尽力してきました。それにより屋上緑化に高品質・低価格という大きな2つの価値を提供しています。

これまでの研究・研鑽をもとに生み出した商品は、その証として現在ではアフターサービスとして自主点検と施工後3年間の枯れ保証を実施。もし3年以内に植物が枯れてしまった場合は、植物の適切な時期に応じてメンテナンス対応しています。自主点検も行い、植物がきちんと育っているか、トレーやパネルに異常はないかなどを隅々まで点検して次世代の商品づくりに活かしています。

経年変化

総納入面積は350,000㎡以上|屋上緑化の導入事例

屋上緑化システム株式会社の商品はおかげさまで屋上緑化納入面積が合計390,000㎡を超えました。高品質、低価格とアフターサービスに反響をいただいており、納入実績を参考に弊社商品を検討いただけますと幸いです。

 

導入事例①電気代の削減に成功

電気代の削減に繋がった屋上緑化導入事例として、某企業では夏場に冷凍保管庫等冷却装置の電気代に毎年かなりの金額を要していました。地球温暖化の影響も大きく気温上昇に伴い、冷凍保管庫内の温度維持費と建物全体を冷却するための冷房費も膨らみ課題となっていました。そこで弊社の緑化システムを、屋根の半分に導入すると外気温度の影響を受け室内温度が最も上昇する最上階において、冷房の稼働時間が20%も減少したのです。冷房の稼働時間の減少に合わせて電気代も減り、会社全体でのコストダウンに繋がりました。

また、折板屋根の電気代削減に繋がった導入事例では、某商業施設屋上を緑化することで屋根の表面温度が約20度下がり、同時に従来の電力使用量とCO2の排出量を削減することができました。今まで電気代に要していた資金をほかの設備の充足に回すこともでき、省エネルギーと労働環境の改善の両方に一役担いました。

工場や商業施設によく用いられる金属屋根は、熱が伝わりやすいという性質から断熱性能が低い傾向にあり、夏は表面温度が約70度まで上昇することも。そして薄いので屋根の表面温度が屋根裏に伝わりやすく温度が上がり、断熱材を使用していたとしても建物内の温度に大きな影響を与えます。建物の温度を下げるために冷房を強くし、電気代が上昇する悪循環を断ち切るために屋上緑化の導入は効果的です。

→より詳細な導入事例はこちらからチェック

 

事例②冷房能力の上昇に伴い作業効率もアップ

某工場では、夏季に施設内が高温になり冷房に掛かる費用の削減が課題でした。屋上を緑化した後は、屋上緑化効果の一つの断熱効果のおかげで室内温度の維持により冷暖房効率も改善されました。さらに夏場の室内温度は労働環境の改善にもつながり、作業効率がアップするという相乗効果も見られたそうです。

工場の屋根は、金属製であるケースが多い傾向にあります。熱を吸収しやすい金属屋根だと表面の温度が夏場大きく上昇し、空調をしっかり効かせたつもりでも室内の温度があまり下がらないのです。毎日大勢の人が働き、関係者が出入りする工場。屋上を緑化して社員たちが作業しやすい環境を作り、生産体制を整えてみてはいかがでしょうか。

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オフィス・マンション・公共施設への納入実績も多数

屋上緑化システム株式会社の屋上緑化は、工場以外にもオフィス・マンション・公共施設へも多数導入されています。導入の目的は冷却効果や外観の改善、SDGs貢献、屋上設備の充足など様々です。

多くの人が出入りする場所では、室内の快適さだけでなく、景観や会社・組織へのイメージも重要です。年間を通して青々とした葉が茂る常緑多年草を設置すると、建物のみならず街にも緑の景観を増やせます。利用者や地元の人の目に自然と緑が映るようにすることで、イメージアップ効果も期待できるでしょう。

→より詳細な導入事例はこちらからチェック

屋上緑化をするメリットは他にもたくさん

室内温度の低下による電気代の削減や労働環境の改善、緑で覆われた建物による景観の向上以外にも、屋上緑化をするメリットはたくさんあります。屋上緑化の効果は、地球温暖化対策、CO2削減効果、ヒートアイランド現象対策、建物の劣化防止など様々です。屋上緑化システムを導入し、人にも環境にも優しい施設を作っていきましょう。

 

ヒートアイランド現象の緩和・地球温暖化対策

近年、郊外よりも街中の気温が高くなるヒートアイランド現象が深刻化しています。原因は、都市部ほど高層のビルが建ち並び冷暖房熱や車の排気熱、アスファルトが吸収した熱エネルギーが冷めにくい環境であること。高層の建物が密集しているので取り込んだ熱を吹き抜ける風も通らず、熱がこもりやすい空間になっているのです。

ヒートアイランド現象の緩和の対策の1つとして、緑化促進や緑地保全といった植物の特性を利用した対策に注目が集まっています。屋上緑化や壁面緑化を積極的に取り入れて街に自然を増やし、ビル群の熱吸収を抑える方法です。植物の蒸散作用には周囲の気化熱を吸収して水蒸気を放ち、気温を低下させる働きがあるため、CO2削減にも効果が期待できます。

 

建物の劣化防止・保護

コンクリート建物は気温の上昇や低下に合わせて、人の目では確認できない程度に膨張したり収縮したりしています。経年とともに何度も膨張と収縮を繰り返すことで建物に小さな傷が入り、やがては劣化し大掛かりな補修工事が必要になる原因にもなり得ます。

建物を直射日光による経年劣化から守るなら、植物で建物を覆ってしまうのも1つの手段。日光が直接あたって表面温度が急激に変化するのを防ぎ、建物の膨張と収縮を軽減します。加えて緑のカーテンが防護壁代わりになり、酸性雨からも建物を守ることが可能です。修繕費用も安くはない工場やオフィスビル。屋上緑化や壁面緑化を取り入れて、建物をしっかりと保護しましょう。

 

雨水の流出の緩和

屋上緑化には、都市部における雨水のインフラ設備への流出量を緩和する効果も期待できます。植物の下にある土壌の保水機能により、ゲリラ豪雨で大量に降った雨水を一旦吸収して都市部に流れ込む水の量を時間差で排水するのです。近年の気候変動により、ゲリラ豪雨の頻度が増大している傾向にあります。大雨による都市災害リスク低減の為、社会貢献を兼ねて屋上緑化を導入する方も増えています。

屋上緑化を行う上で押えておきたいポイント

屋上を緑化する際は、ただやみくもに屋上に植物を設置すればよいわけではありません。法律や完成イメージとの兼ね合いを考慮しつつ、計画的に施工に取り組むことが求められます。工事計画と同時に施工後の維持管理のことも考えておくと、導入後はスムーズに運用できるでしょう。

 

建物に設置できる屋上緑化パネル・トレーの重さの上限を確認する

建物に設置できる屋上緑化の重さは、法律によって定められています。法定の重量を超過する工事は法令違反でもあり非常に危険です。あらかじめ設置を希望する建物の積載荷重を確認しておきましょう。屋上緑化をする場合、軽量化されたトレーやパネルなどを用いた屋上緑化商品を選ぶのも1つの手段です。

 

業者の施工体制を確認する

屋上緑化業者を選ぶときは、施工を外注しているのか、それとも自社で施工しているのかを確認しましょう。施工に必要な工程のうち、外注している箇所が多ければ多いほど工事内容を細かく管理できないリスクが高まります。技術面での不安や不具合、思わぬところで追加工事が発生するなど施工業者とのトラブル発生といった事態に陥ることも少なくありません。

円滑に屋上緑化を導入したい場合は、見積・生産・施工・メンテナンスを一貫して自社で実施している業者が安心です。自社一貫体制を取っている施工業者なら、外注先からの連絡待ちや認識の食い違いが発生しにくく、想像していた通りの屋上緑化を実現できます。もしトラブルが発生したときも、自社商品を熟知しているためスムーズに対応してもらうことが可能です。

また費用面でも、自社内で一貫した施工体制を整えている業者の方が、工事費を抑えられるケースがあります。外注するたびに発生する手数料を削減できるためです。コストダウンしながら屋上緑化をしたい場合も、見積もりからメンテナンスまで一貫している業者だと効果を期待できます。

 

実績が豊富な業者を選ぶ

屋上緑化をする際は、初めに見積もりと建物の測量をします。既存の建物の場合は現地調査を、新築の建物の場合は図面をもとにして正確な施工費を算出していくのです。実績が少ない施工会社に発注すると、見積もりの時点では正確な金額が提示できず、後から費用を追加請求されることも少なくありません。当初の想定に満たない屋上緑化面積の為、追加で工事が必要になってしまったケースも見られます。

豊富な実績を持つ業者に発注すると、正確な見積もりや工事計画を立てることが可能です。屋上緑化の施工業者を選ぶときは、実績が多く安心して任せられるところを選びましょう。

 

施工後の維持管理をする体制を整える

施工後は、定期的に雑草の除去や清掃などのメンテナンスをする必要があります。植物の特性に応じた適切なメンテナンスを行うには、施工した業者にメンテナンス管理を発注するのが一般的です。

施工した業者以外にメンテナンスを依頼することもできますが、やはり工事を担当した業者の方が植栽以外の事柄でも相談することができ安心感があります。特に厳しい環境である屋上に設置する植物は、日々、風雨や直射日光にさらされています。定期的な巡回のほか、一定期間無料点検を受けられる施工会社がよいでしょう。

屋上緑化をする際は「屋上緑化助成金制度」を利用しよう

日本全国の自治体によっては、「屋上緑化助成金制度」を整備しています。屋上・ベランダを対象に、既存・新築に関わらず屋上緑化や壁面緑化をする際に自治体からの援助を受けられる制度です。

例えば東京都足立区では、緑化面積が合計1㎡であること、土の流出や飛散防止の対策を講じていること等を条件に、限度額30万円の助成金を利用できます。東京都では2001年の「東京における自然の保護と回復に関する条例」、全国的には2004年の「都市緑地保全法」により、一定の条件に該当する建物は緑化が義務付けられ緑化への関心が高まっています。

助成金制度の利用で浮いた資金を、他の箇所の緑化に使用する方も。自治体や年度によって制度の内容や助成金の金額は異なるので、事前に該当する助成金制度の詳細を自治体に確認しましょう。

 

【参考】屋上緑化に関する法律

屋上緑化の工事をする際は、様々な法律が関わってきます。屋上緑化に関する主な法律は、「工場立地法」「都市緑地保全法」「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」です。例えば特定の地区では緑化が義務付けられており、緑化義務に加えて植える植物にも指定がある場合も。施工計画を立てる際、概要だけでも知っておくと話をスムーズに理解できるでしょう。

 

工場立地法

1973年に施行された「工場立地法」では、2004年の法改正によって屋上緑化も緑地面積に算入することが認められるようになりました。これにより必要な緑地面積の内、地上での緑化面積一部を屋上に移し、地上の空いたスペースは駐車場や出入り口として有効活用できるようになったのです。ただし自治体・建築用途・敷地面積などによって緑地面積に算入される割合が異なるため、情報収集や自治体との話し合いを踏まえて緑化計画を立ててください。

→工場立地法の詳細はこちら

 

都市緑地法

2004年に改正された「都市緑地法」では、市町村が指定した区域内における大規模ビルの開発の際、一定の割合での緑化を義務付けています。この法改正により、自治体は緑地率の最低限度基準を、建ぺい率に関わらず25%まで設定できるようになりました。

また1,000㎡以上の面積がある建物(国や地方公共団体が保有する建物は250㎡以上)は、新築・改築・増築・その他法律に定める行為を行う場合、あらかじめ「緑地計画書」を知事に提出しなければなりません。各自治体が配布している「緑地計画の手引書」をもとに、書類を用意しましょう。

 

エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)

屋上緑化の工事との直接的な関係はありませんが、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」も重要な法律の1つです。この法律では、第4条で「エネルギーを使用する者は、基本方針の定めるところに留意して、エネルギーの使用の合理化に努めるとともに、電気の需要の平準化に資する措置を講ずるよう努めなければならない。」と定められています。

つまり工場・輸送・建築などエネルギーをよく消費する事業者は、環境に配慮した活動をしなければならないということです。しかし、例えば工場でエネルギーの消費を抑えたいからといって、蒸し暑い労働環境を改善せずに放置したり、稼働させる機材を減らしたりすると、業務に支障が出てきます。

そんな時、法律対策の1つとして役立つのが屋上緑化。屋上を緑化することで室内の温度維持に貢献し、植物の光合成により酸素をたくさん作ることもできます。電気の使用量低減とCO2の排出量削減につながり、法律に適応しながら事業を展開できるのです。

屋上緑化に関する条例

東京都をはじめ大阪府、兵庫県などの条例で一定基準以上の敷地内で新築、または増改築をする建物には、敷地内の緑化が義務付けられています。
工場や倉庫だけでなく、企業やオフィスビルでも屋上緑化は可能です。
屋上緑化のノウハウを利用して、働く人々に安らぎの空間を創りだすことができます。

緑化に関する法律(工場立地法、都市緑地保全法、省エネルギー法)

平成16年に改正された工場立地法では屋上緑化も緑地面積として算入すると認められました。
現在では屋上緑化の専門家である屋上緑化コーディネーターも登場し多くのビルや工場、店舗で緑化が義務付けられています。
(※建築用途、施工時期、都道府県によって緑地面積算入の割合は異なっています。)
また、「都市緑地保全法」改正により、市町村が指定した区域内における大規模ビルなどの開発の際に一定割合での緑化も義務付けられています。

工場立地法以外にも、工場等の事業者によっては『エネルギーの使用の合理化等に関する法律』(以下省エネ法という)第4条(エネルギー使用者の努力)がありエネルギーを使用する者は、基本方針の定めるところを留意して、エネルギーの使用の合理化に努めるとともに、電気の需要の平準化に資する措置を講ずるように努めなければならないと定められています。
この『省エネ法』対策の一つとして、屋上緑化を設置することで緑化部による温度効果が、電気使用量低減とCO2排出量削減に繋がります。

屋上緑化の効果やメリット

屋上緑化が条例や法律対策としての場合、定められた要件を満たせば緑地面積に算入可能です。
建築用途、施工時期、都道府県によって緑地面積算入の割合や条件は異なっています。

癒しの空間として屋上緑化を取り入れる場合、無機質なコンクリートが呼吸を始め建物に四季が訪れます。
屋上緑化の効果やメリットの多くは植物の持つ力を利用したもので、節電対策と省エネルギー効果、地球温暖化及びヒートアイランド現象対策、建物の劣化防止及び保護、景観向上、都市洪水の抑制など多彩です。

節電対策と省エネルギー効果

屋上に緑地を移すことで、屋根から伝わる熱を建物内部に届く前にシャットアウトする効果が得られます。(断熱効果)
その結果、冷暖房空調設備負荷を軽減しやすくなり特に夏は冷房運転機械の消費エネルギー削減につながります。

金属屋根の中規模工場などでは断熱効果からより大きな省エネルギー効果が期待できます。
実際に屋上緑化を行った店舗において、屋上緑化を導入していない同様店舗でのエネルギー消費量と比較して高い省エネ効果が実証されています。(当社調べ)

地球温暖化対策、ヒートアイランド現象緩和

近年郊外よりも都心の気温が高くなるヒートアイランド現象が深刻化しています。ヒートアイランド現象はゲリラ豪雨発生の要因でもあります。
これは、都市部でのコンクリートビル群の冷暖房熱ほか、車の排気熱や道路のアスファルト熱などが郊外に比べて都市部ほど密集し機密状態となり夜間や冬場に温度が下がらず熱のこもりやすい空間となっていることが原因だといわれています。

ヒートアイランド現象を緩和するための方法として、緑化促進や緑地保全などの環境保護対策に注目が集まっており屋上緑化や壁面緑化など街に緑を増やすことで、気温を下げる蒸散作用や日光の遮断効果など、植物が持つ力でヒートアイランド現象を抑制する効果が期待されています。

空調負荷軽減による圧縮機からの排熱が少なくなる効果があり、植物の蒸散作用によって周囲の気化熱を奪って水蒸気を放つため、気温低下が地球温暖化対策につながります。

建物劣化防止及び保護

建物の劣化する要因の一つとして酸性雨によるものがあります。屋上緑化を導入することで屋上の緑地が酸性雨や紫外線から建物の防水面を保護し、酸性雨から建物を守る役割を果たします。

景観の向上

屋上緑化を建物に導入し採用する植物によっては季節ごとに色の変化も楽しめ、街中の景観を向上させます。また、周辺環境の改善も期待できます。
植物の持つ緑色は心理的効果があり目や脳をリラックスさせる働きがあります。その他にも防音効果や空気清浄効果など多彩です。

雨水流出の緩和

屋上緑化を導入することで植物の下にある土壌の保水・排水能力が大雨の際に急激に都市部に流れ込む雨水を吸水し抑制します。

屋上緑化助成金制度とは?

定められた条件を満たせば自治体の助成金制度が利用できます。例えば東京都品川区には「屋上緑化等助成制度」があります。
屋上・ベランダを対象に既存・新築建物を屋上緑化や壁面緑化をする場合に自治体からの助成金補助を受けることが出来ます。

助成金制度を利用する際に緑化制度は自治体や年度によって違いますので確認が必要です。
法令対応や条例対応ではない緑化をお考えの場合にも屋上緑化助成金制度を上手く活用して効率的に緑を増やすことが可能です。
自治体の多くが緑化助成金制度を整備し街中の緑化を推進しています。

屋上緑化システムの種類

屋上緑化システムは「薄層トレー式屋上緑化システム」と「貯水型緑化パネル式屋上緑化システム」があります。
どちらとも灌水装置不要の無灌水システムで、枯れ保証もお引き渡し後3年間という長期保証です。

薄層トレー式屋上緑化システムでは、あらかじめ植栽が植わったトレーを金具で固定するだけでのスピード施工。早期に高品質でコストを抑えた屋上緑化が実現できます。

貯水型緑化パネル式屋上緑化システムでは、草花タイプと低木タイプから選ぶことができ、設置後のランニングコストを抑えながら四季の移ろいを感じる立体的な屋上緑化が演出可能です。

さらにすべての屋上緑化システムに多孔質の無機土壌改良材と有機質系土壌改良材を混合させ、排水性・保水性を兼ね備えた独自開発の専用培土を使用。
「てまいらず セダムタイプ」「みずいらず キリンソウタイプ」に至っては寒さ・暑さに耐える植物を採用しています。

そして薄層トレー式屋上緑化システムでは、各タイプの金属屋根に対応しており、夏に熱くなり温度上昇幅が高い金属屋根の工場などでは大きな省エネルギー効果が期待できます。

薄層トレー式屋上緑化システム

「トレー式屋上緑化システム」のシステム構造は耐候性・耐久性に優れたポリプロピレン性のトレーに屋上緑化システム株式会社オリジナルの保水・排水性に優れた専用土壌を敷き詰め、屋上という過酷な環境に対応する耐暑・乾燥等環境耐性に優れた植物を採用していることです。
この保水・排水性に優れた専用培土と厳しい環境に耐える植物の採用が無灌水システムも可能にしています。
※無灌水システムは対応の植物に限ります。

灌水不要薄層トレー式屋上緑化システム

屋上という環境は植物にとって過酷です。トレー式屋上緑化システム「てまいらず セダムタイプ」ではセダムと呼ばれる多肉植物シロバナタイトゴメを用います。
メンテナンスがほとんど不要で、乾燥に強い特色を持つセダムは、低管理で低コスト、高品質な屋上緑化を実現します。

また、同じトレー式屋上緑化システム「みずいらず キリンソウタイプ」では、年間を通して美しい緑色を保ち、癒しの景観を与えてくれる常緑のタケシマキリンソウを用いています。「みずいらず キリンソウタイプ」は常緑のタケシマキリンソウとセダムを混植したタイプです。

混植タイプは双方の利点を集め乾燥や寒さ・暑さ両方に強く、芝よりもはるかにメンテナンスが少なくて済むのがメリットです。
ただ、植物の成長に日光と水は必要です。

その他のトレー式屋上緑化システム

自治体の条例対応の場合、屋上緑化植栽種類によっては緑地面積としてカウントされない自治体もあります。
各自治体の緑条例に対応した植物を選択することも可能です。
その際は納期のご相談が必要です(納期は季節によって変動します、納期目安は3ヵ月~6か月です)。

屋上緑化の事例

工場や店舗、オフィスビルなどにおいて、既存の建物で屋上緑化を進めた事例は多数あります。工場では屋根が金属屋根であるケースが多く、夏場の空調機利用時の負荷が高くなりがち。
そのため、屋内の温度もなかなか下がらないことが多いものです。

そんな工場の建物に屋上緑化を施して断熱効果を得た例では、夏場に高温になっていた工場の折板屋根を緑化。屋根の温度が下がったことで、同時に室内の温度も下がり、冷房効率がアップしています。

電気代削減ができた上に、内部の温度を快適に保つことに成功したこの事例からも、屋上緑化は省エネ効果があることがわかります。さらに夏季の工場内の気温を下げて作業環境が向上したことで、作業効率もアップするという相乗効果も見られたそうです。

工場に限らず、多くの人が出入りする商業施設やオフィスビルでも同じように、屋上緑化によって冷房効率アップが望めます。
また、屋上緑化は建物や周辺環境の景観向上にも寄与します。一年中緑を保つ常緑多年草を設置すると、緑の景観をずっと維持することができ、建物のみならず街にも緑の景観を増やせます。
特に商業施設やオフィスビルなど、来客の目に映る緑が増えることで、景観の向上やイメージアップも期待できるでしょう。

屋上緑化の実例

工場や商業施設に用いられることが多い折板屋根は、断熱性能が低いものが多く、夏には約70度まで温度が上がることがあります。平面状の陸屋根も屋根の温度が上がりやすく、いずれも屋根の温度が建物内の温度に影響します。結果的に室内温度が上がるため、冷房を強くしなければならず、電気代が上がるケースが多く見られます。

そこで屋上緑化システム株式会社の屋上緑化を取り入れ、省エネ効果を得られた例をご紹介します。企業の冷凍保管庫となっていた陸屋根の建物で、屋上の約半分の面積を緑化しました。
その後、室内温度が最も上がる最上階において、夏季の冷凍庫の稼働状況を見たところ、稼働時間だけで約20%もの削減効果がありました。もちろん、その分電気代削減にも成功しています。

また、折板屋根の商業施設においては、緑化によって屋根の温度が約20度下がり、同時に使用電力量が7割近くも低減したという例もありました。加えてCO2排出量は、約156トンの削減に成功。いずれの例でも、屋上緑化は省エネに大きな効果を発揮しています。

屋上緑化を行う上で押えておきたいポイント

屋上緑化を計画する際に、まずは正確な見積りを出してもらうことが重要です。既存の建物では現地調査を、新築の建物では図面を元にして正確な見積りを出してもらう必要があります。

しかし実績の少ない施工会社などでは、最初の時点で正確な見積りが出せず、後から費用が上積みされる場合もあります。ですから、屋上緑化を行うには実績のある施工会社を選ぶことが第一のポイントです。

また、施工体制も施工会社を選ぶ際の大事なポイントです。施工をすべて外注している会社の場合、工事を細かく管理できないケースも多く、技術面での不安や不具合、施工業者とのトラブルが発生する場合もあります。

このようなケースを防ぐためにも、見積りから生産・施工・メンテナンスまで一貫体制を取っている会社にお任せするのがよいでしょう。自社で全てを行う会社なら商品を熟知しているため、緊急時にもスムーズな対応が可能です。

屋上緑化では、施工後のメンテナンスも重要です。事前にどのようなメンテナンスを受けられるかを確認するだけではなく、除草や清掃などの定期巡回内容も確認しておきましょう。
露地での生産とは違う、厳しい環境である屋上に植物を設置するため、一定期間無料点検を受けられる施工会社が良いでしょう。
そして、屋上緑化においては建物の荷重条件を把握しておくことが重要です。

建物に積載できる荷重条件をオーバーした重量での屋上緑化はできませんから、あらかじめ設置を希望する建物の荷重条件を確認した上で、屋上緑化を進めましょう。

屋上緑化システム株式会社の屋上緑化が選ばれる理由

屋上緑化を行うには、実績があり信頼できる施工会社を選ぶのが大前提となります。
屋上緑化システム株式会社は納入面積35万平方メートル以上もの実績があり、安心して屋上緑化を任せられると高い評価を得ています。(2021年1月現在)

また、植物の栽培からニーズに合わせた屋上緑化の施工、メンテナンスまでを自社で一貫して行うことで、高い品質を維持しながらローコスト、省メンテナンスが実現できている点でもご好評をいただいております。

屋上緑化では灌水設備が必要な場合があります。しかし屋上緑化システム株式会社では独自開発した多孔質の無機土壌改良材と有機質系土壌改良材を混合した排水性・保水性の高い専用培土を採用し、灌水設備は不要です。

屋上緑化の効果が発揮できる金属屋根に強いのも、屋上緑化システム株式会社を利用するメリットです。特に省エネ効果が期待できる金属屋根に注目し、薄層トレー式屋上緑化システムでは様々なタイプの屋根に取付け可能なシステムを採用しています。

乾燥に強いセダムなどメンテナンスが容易な植物を厳選し、灌水不要のシステムなので屋上緑化にかかる導入コストとランニングコストを削減できます。さらにお引き渡し後3年間の枯れ保証、初年度は無料自主点検がついているのも安心できる点です。

このように、ローコストで導入できる高品質な屋上緑化システムと専門のメンテナンスを受けられるなどのメリットから、屋上緑化システム株式会社の屋上緑化は多くの企業で採用されています。

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<納入にあたってのお知らせ>

※ 納入地域・納入数量等により、お断りする場合があります。

※ 苗の販売は行っておりません。

※ 原則として個人住宅への納入はご遠慮させていただいております。