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「VPP」の解説

VPPとは、仮想発電所のことです。英語の「Virtual Power Plant(バーチャルパワープラント)」の頭文字を取って構成されています。太陽光パネルや蓄電池といった電源設備ひとつひとつを連携させ、全体として発電所のような機能を持たせることを目指しています。VPPを実現することで、電力供給の安定化を図ることも可能です。

近年は脱酸素社会を目指すのが世界的な流れとなっており、再生可能エネルギーに注目が集まっています。しかし、供給量が不安定で電力が足りなくなるのが再生可能エネルギーの弱点です。そこで役立つのがVPP。施設や家庭ごとに設置してある太陽光パネルや蓄電池をひとつにまとめ、専門の会社による管理と調節を通じてエネルギーの供給量を安定させます。

VPPでは、全体の蓄電量や需要の状況なども管理します。収集したデータをもとにエネルギーが余っている所から足りない所へ供給したり、余った電力は備蓄に回したりと、地域全体の発電量をうまく分配し、効果的・効率的に利用できるようにするのです。地域全体がひとつ発電所のように機能することから、VPP(仮想発電所)と呼ばれています。

エネルギー供給の安定化に効果が期待できそうなVPPですが、まだまだ多くの課題があります。まず挙げられるのは、電力を一括管理する事業者が十分な利益を得られるビジネスモデルが完全には確立していないことです。ほかにも、現時点では参画要件が厳しいことや、供給と需要のバランス変動が大きく、制御効果が現れにくいことも理由として考えられます。しかし持続可能な社会の実現に向けてVPPへの注目度も高まっており、今後環境が整い普及していくことが期待されています。

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