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「荷重」の解説

荷重とは、建物に対し外部からかかる「力」です。
荷重にはいくつかの分類方法があります。方向による分類
建物を内側へ圧縮する力
建物を外側へ引っ張りあう力
建物を断裂させようとする力
建物を湾曲させようとする力

自然災害などの原因による分類
「積雪」によるもの
「風」によるもの
「地震」による荷重

建物に加わる荷重を「力の性質」によって分類すると以下の通りとなります。

固定荷重
建物の構造や建具、仕上げ材料など「建物そのものの重量」によってかかる荷重です。

積載荷重
建物内に載せる「もの」によってかかる荷重です。たとえば机や椅子、タンスや本棚などの家具、洗濯機や冷蔵庫などの家電などが典型的な積載物です。人間も「積載荷重」の要因となるので、たくさんの人が集まる建物には高い耐荷重性能が求められます。

住宅や学校、商業施設、事務室や売り場、居室や寝室、病室など「建物内の設備や部屋の種類」ごとに積載荷重の上限が決められています。

積雪荷重
雪が降り積もることによってかかる荷重です。

風圧力
風が吹き付けることによって建物にかかる荷重です。高い位置ほど風圧力が強くなるため、高層建築物では求められる耐荷重性能が高度になります。屋上緑化の場合にも風圧力の計算や対応が非常に重要です。

地震力
地震によって建物に加わる力です。正確には「地震加速度と反対方向に作用する慣性力」が地震力となります。水平方向の荷重と鉛直方向の地震力がありますが、一般的には水平方向の荷重の方が建物に大きな影響を与えます。

屋上緑化の際には「荷重計算」が非常に重要です。建物にはそれぞれ耐荷重の限度があり、建築規制により制限を超える圧力をかけることができません。屋上緑化のために植物や装置、土などを屋根上に置くと強い荷重がかかるため、慎重に計算して適切なシステムを設計しないと違法になってしまう可能性があります。
また屋上では風が強く吹き付けるので、風圧力への対処も要求されますし、壁面緑化でも荷重計算は必須です。
素人の方が自己判断で屋上緑化や壁面緑化を進めると、知らず知らずのうちに建物の耐荷重を超過してしまうリスクが高まります。
屋上緑化、壁面緑化を進める際には必ず専門の設計士に相談しながら耐荷重の範囲内で施工できるシステムを設置しましょう。

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