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「泥炭」の解説

泥炭(泥性炭)とは、枯れた植物が分解されずに堆積されてできた有機物です。泥炭が蓄積してできた土壌を「泥炭土」といいます。泥炭土ではない一般的な土壌は風化した岩石でできていますが、泥炭土は分解されなかった植物が堆積してできた有機物から成り立っています。
泥炭土の特徴は有機物の含有量が高い点であり、日本では有機物の含有量が20%以上で含まれる植物を肉眼で確認できるものを「泥炭土」と分類しています。植物の分解が進んで肉眼によっては確認できないものは「黒泥」と呼ばれます。
泥炭は「石炭」と「泥」の中間物のような性質を持ち湿地帯の層などにも存在しています。別名として「ピート」や「草炭」とも呼ばれます。

可燃性が高く、乾かすと「燃料」としても使用できますが自然界では「山火事」の原因にもなります。

泥炭土の分類
日本では、泥炭土を成因や構成植物によって以下のように分類しています。
低位泥炭土…ヨシ泥炭、スゲ泥炭、ハンノキーヨシ泥炭など
中間泥炭土…ワタスゲ泥炭、ヌマガヤ泥炭、ホロムイヌゲ泥炭など
高位泥炭土…ミズゴケ泥炭など

泥炭土の用途
泥炭土は繊維質を保っていて保水性や通気性も良いので、園芸における培養土としてよく利用されています。ただし酸性なので、植物がアルカリ土壌を好む場合には石灰などで中和しなければなりません。また泥炭をプレスして作られた植木鉢もあります。

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