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「木本類」の解説

木本類(もくほんるい)とは、いわゆる「木」の植物です。樹皮の内側に「形成層」という組織があり、木質を作りながら肥大していき「幹」を形作ります。木質ができるときに季節によって成長速度が異なるので「年輪」が形成されます。幹は横方向に成長して太くなるとともに縦方向に成長して樹高を高くしていきます。

高木の中でも葉が1年以内に枯れて落ちる種類を「落葉樹」といい、葉が落ちずに1年を通じて緑の葉をつけ続ける種類を「常緑樹」といいます。常緑樹の樹種としてはヒノキやアカマツ、クスノキ、スダジイ、ヤブツバキなどを挙げられます。

落葉樹の分類と樹種
落葉樹の中には冬季にすべての葉を落とさずに一部の葉を残して越冬する種類もあり「半落葉樹」と呼ばれます。樹種としてはアケビやノイバラ、スイカズラなどです。

また「葉が落ちる時期」によっても分類が可能です。
四季のある地域で夏に葉を茂らせて冬に葉を落とすものを「夏緑樹」といい、カラマツやブナ、コナラ、カエデやサクラ、ハナミズキなどが該当します。
雨季と乾季の二季に分かれる地域では雨季に葉を茂らせて乾季に落とす「雨緑樹」があります。樹種としてはチークやフタバガキなどです。

樹高や幹の形状による分類
高木
主幹が明らかになっていて樹高が8~10メートル以上になるものです。モミやスギ、ブナ、ケヤキ、ヤマザクラなどが該当します。
樹高30メートル以上となるものを特に「超高木」といい、北米のセコイア や熱帯のフタバガキ科などがあります。

亜高木 (小高木)
主幹が明瞭で、樹高が3~8メートル程度となるものです。樹種としてはナナカマドなどが該当します。

低木 (灌木)
主幹が不明瞭で地下や根際において数本の幹に分かれる木本植物で、樹高は30センチメートル~3メートル程度のものです。
シモツケなどが該当します。

亜低木 (半低木)
主幹が不明瞭で茎の下半分や根の際だけが木化している植物で、草本類と木本類の中間的な性質を有します。ヤマブキやヤマハギ、コウヤボウキ、ヨモギなどが該当します。

矮性低木(小低木)
主幹が不明瞭で根の際部分で数本の幹に分かれており樹高は30センチメートル下の木本植物です。高山域に生息するものが多くヤブコウジやガンコウラン、コケモモ、イブキジャコウソウなどが該当します。

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