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「マイクログリッド」の解説

マイクログリッドとは、大規模な発電所からの電力供給に頼らず、地域ごとに電力の需要と供給の両方を満たす小規模なエネルギーネットワークのことです。送配電ネットワーク上の「分散型電源」を活用できるのが特徴で、太陽光発電や風力発電などの有効利用に効果が期待されています。

マイクログリッドの特色は、平常時と非常時で電気の流れが異なることです。平常時は大規模な発電所からの電力が供給されますが、非常時は地域内の発電システムから電力が供給されるようになります。電気の流れを管理・調節する「需給調整システム」をあらかじめ備えておき、状況に応じて地域の電力源を切り替えられるようにするのです。

マイクログリッドが注目されるようになった理由のひとつに、自然災害が発生したときの備えが挙げられます。大規模な送配電ネットワークの弱点は、一度停電が発生したら被害が広範囲に広がってしまうところです。そこでマイクログリッドを構築することで、非常時でも電力を供給し、レジリエンス強化に貢献できると考えられています。

非常時のエネルギー供給の安定化や、再生可能エネルギーの有効活用といったメリットがあるマイクログリッドですが、いくつか課題もあります。主な課題は、マイクログリッド事業の収益化と自治体の関係者との協力です。事業者が増えることでマイクログリッドの導入も加速しますし、マイクログリッドの構築には地元住民の協力が必要不可欠なので、体制の整備が求められています。

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