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「ビオトープ」の解説

ビオトープとは、もともとその地域に存在してきた野生の動植物が生息できる空間を意味します。ギリシャ語で「生物」をあらわす「bios(ビオス)」と「場所」を表す「topos(トポス)」を合成した言葉です。もともとはドイツの動物地理学者「フリードリヒ・ダール氏」による造語といわれています。

ビオトープの本場や発祥地はドイツです。同国では1970年頃から工業化などによって深刻な環境問題が発生しビオトープが注目されはじめました。1976年には連邦自然保護法において「ビオトープの保護や維持発展、回復」目標が定められ、以後生態系の保全を重視するエリアづくりが積極的に推進されています。

日本のビオトープ
日本では種の保存法環境基本法、改正河川法、自然再生推進法、外来生物法などが制定され、日本古来の自然を再生維持するための土台を整えています。
具体的な取り組みとしては、干潟や湿地、湖、河川、里山林、草原などにおける地域の自然を保護します。

ビオトープのタイプ
ビオトープを人との関わりによって分類すると、以下の5つに分けられます。
l 自然型
l 保全型
l 公園型
l 教育型
l 憩い型

ビオトープの具体例
ダムや河川、道路整備などの公共事業を実施する際、各地でビオトープが形成されています。
たとえば青森県の青森環状道路では絶滅危惧種となっているメダカを保護すべく「共生の郷メダカ郷和国」が開園され「メダカビオトープ」とよばれています。道路工事の影響を避けてメダカを守るため、環状道路の専用道と一般道の合流部分にできる「三角地帯」にメダカビオトープがつくられました。小学校などでは敷地内にビオトープをもうけ、地域に生息している生物を子どもたちが身近に触れ合い理解する場所としている例もあります。

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