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「地被植物」の解説

地被植物(ちひしょくぶつ)とは、地面を覆って生長する植物の総称です。木本植物にも草本植物にも地被植物があり、総じて草丈は低く繁殖力が高く耐性も強いものが多数です。
地被植物の特徴は「地表面を密に覆う」ことです。数年にわたって生きる「多年草」であり、触感は「柔らかい」ものが多数です。
地下茎やほふく茎によって増えるため生育が早く、さまざまな環境に適応できます。病害虫にも強いものが多数です。

さまざまな地被植物の種類
地被植物には草本類(草)も木本類(木)も含まれます。ただし丈が低いことが条件となるので木本類の場合には低木が該当します。
芝、つる植物、シダ植物、コケ類など、多種多様な植物が地被植物に分類されます。

地被植物と屋上緑化、壁面緑化
地被植物は屋上緑化に非常に使いやすい植物です。
屋上では強風が吹き付けるため、丈の高い植物は適しません。水が充分ではなく植物の生育にとって環境が良いとはいいがたいため、繁殖力が高く強い性質を持つ地被植物が適します。
地被植物の中でもツタ植物は壁面緑化に頻繁に利用されます。壁面にワイヤーやネットなどを設置してツタ植物を這わせると、比較的容易に壁面緑化ができます。

代表的な地被植物の品種
日本芝、西洋芝
クローバー
キヅタ
スイカズラ
ヘデラ
タマリュウ
リュウノヒゲ
イワヒバ
クサソテツ
トクサ
スギゴケ
ハイゴケ
コクチナシ
サツキツツジ
キリシマツツジ
フッキソウ
クマザサ

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