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「低木」の解説

低木とは、植裁時の樹高が1メートル未満で成長時の樹高が2~3メートル以下の木本植物を意味します。かんぼく(灌木、潅木)とも呼ばれ「中木」や「高木」と対比する言葉です。国際木材解剖学者連合(IAWA)の「広葉樹材の識別」という分類方法によると低木は「通常数本の樹幹をもつ多年生木本植物で、通常成木でも高さ3メートル以下のもの」とされます。

低木の分類
樹高が1メートル以下の低木を「小低木」や「亜低木」と表現して区別する場合、低木を樹高の高い方から「低木」「矮性低木」「伏臥低木」の3つに分類する場合もあります。3種類の分類する場合、もっとも樹高の高い「低木」としては3メートル以下のバラやキイチゴなど、次に樹高の高い「矮性低木」は50センチメートル下のツツジやエリカなど、もっとも低い「伏臥低木」は地表数センチメートルどのガンコウランやコケモモなどが該当します。

また英語で低木を表現すると “shrub” や “bush”です。

低木の特徴として「主となる幹」と「枝」の区別が明確になっていないことが挙げられます。根もとから枝が出ています。

低木の主な樹種
ローズマリー
オタフクナンテン
アベリア
ギンバイカ
フイリギンバイカ
ヒメシャリンバイ
フイリヒメトベラ
ツツジ
アオキ
シャクナゲ
ヒイラギナンテン
ハイビャクシン
ユキヤナギ

常緑樹や果樹などの種類も豊富で園芸やガーデニングにもよく利用されます。自治体の緑化条例では、屋上緑化に使用する植栽として低木の使用を定めるなど屋上緑化でも利用されています。

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