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壁面緑化設計ノート屋上緑化システム株式会社
技術顧問 山下 律正

判りやすく解説  環境改善効果の高い植物 

公的資料を判りやすく解説

環境改善効果の高い植物

解説資料:管理のしやすい植物の参考データー 埼玉県農林総合研究センター 平成21年3月 屋上・壁面マニュアルより

解説資料

空気浄化力 高温化抑制 耐乾性 大気汚染耐性 鑑賞時期について 埼玉県農林総合研究センター 平成21年3月 屋上・壁面マニュアルより

解説資料は、埼玉県農林総合研究センター 平成21年3月 屋上・壁面マニュアルを行います。実験結果のもとづいたデータを公表しており、街路に面して植栽される壁面緑化と、雨水が少なく生育不良が発生しやすい壁面緑化に適した植物の特性を比較できる優秀な資料です。

 

要点をまとめて解説します。

光合成速度と蒸散速度から空気中のCO2と酷暑軽減効果に寄与する植物を公的研究機関や大学、団体が発表した公開データーをわかりやすく解説します。

植物の行う「光合成速度と蒸散量」は地球温暖化抑制、都市環境改善効果が緑化期待される効果として利用されます。

この2つの指標は実際にどのような効果があるのかを文献を元に解説します。

解説:

光合成速度は:

空気中の二酸化炭素を吸収する量を表しています。

単位解説:

1μmol(マイクロモル)=0.000,001gmolになります。

植物の葉の1㎡の面積が1秒間に二酸化炭素を吸収する量を表示しています。

テイカカズラでは9μmol/㎡/sですから1時間に換算すると 0.0324g/ gmol

日中8時間で吸収する二酸化炭素(分子量44)の量は1.42g/1㎡となります。

 

水蒸気蒸散量は:

葉から出る水蒸気が周辺温度を下げる気温上昇抑制になります。

単位解説:

植物の葉の1㎡の面積が1秒間に水分を放出する量を表示しています。

1 mmol(ミリモル)=0.001gmolになります。

ヘデラでは、1.5mmol/㎡/sですから1時間に換算すると 5.4g/ gmol

日中8時間で蒸散する水分(分子量18)の量は777.6g/1㎡となります。

 

※ 水蒸気蒸散量測定方法は、多種有り一般的には、鉢植え試験体と土壌のみの鉢を用意しどちらにも同量の潅水を行い(湿潤状態を同じに整え)、一定の条件で光合成をさせたときに起きる蒸散量を測る。この方法では土壌の気相の密度、風、土壌表面積、微生物の呼吸、植物の状態、構成される葉の若古比率(四季の生育)等の条件から蒸散が常に一定ではなく微妙な蒸散量の誤差が指摘されていた。この事から蒸散量はバラつきが多い数値となる事を前提に見られることをお勧めする。

文献:

埼玉県農林総合研究センター 平成21年3月 屋上・壁面マニュアルより

https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/142431/398367_1.pdf

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