壁面緑化設計ノート屋上緑化システム株式会社
技術顧問 山下 律正
落葉性つる類、ヘデラ類を落葉前にする秋剪定の利点
落葉性つる類、ヘデラの剪定は、枯れ葉の落ちる前の秋に剪定すれば枝に葉が付いているので掃除が楽です。
秋は強く(深く)剪定できます。切戻すとその付近から新芽が発生し、春に枝が豊富になり奇麗になります。


落葉性つる類、ヘデラの剪定時期の基本
「枯れ葉の落ちる前の秋に剪定する」の良い点は
- 「枝に葉が付いているので掃除が楽」
- まだ葉が枯れて落ちる前なので、剪定した枝葉をまとめて処理しやすく、後の落ち葉掃除の手間を省けます。
- 「秋は強く(深く)剪定できます。切戻すとその付近から新芽が発生」
- 秋に剪定は冬成長が止まるので強く(深く)できます。剪定後すぐに新芽は発生しませんが新芽が勢いよく出るというよりは、冬に向けて生長が緩やかになり、翌春に切戻した付近から本格的な新芽が吹き出すことが多くなります。
- 「春に枝が豊富になり奇麗になる」
- 秋に剪定することで、翌春に充実した新芽が展開しやすくなり、株全体の枝葉がバランス良く茂り、美しい姿になります。風通しも良くなり、健全な生育を促します。
秋の剪定のメリット・デメリットまとめ
メリット:
- 掃除が楽: 葉がまだ付いているので、剪定後の片付けがしやすい。
- 風通し改善: 夏の間に茂りすぎた枝葉を整理し、風通しと日当たりを改善することで、病害虫の発生を抑え、冬越しを健康に過ごせる。
- 翌春の準備: 株が冬に向けて体力を蓄えやすくなり、翌春に力強い新芽の発生につながる。
- 形を整える: 生長が停止・緩やかになる時期なので、剪定後も形が比較的維持されやすい。
デメリット(注意点):
- 切りすぎに注意: 冬の寒さが厳しい地域や品種の場合、秋の深まりすぎてからの強剪定は、剪定した部分が寒害を受けやすくなるので、厳冬期に入る前に剪定を済ませるのが良いでしょう。
- 回復までの時間: 剪定後すぐに新しい葉が茂るわけではなく、本格的な回復は翌春になります。すぐにボリュームを出したい場合は、春の剪定の方が効果的です。
詳しい落葉性つる類、ヘデラ(アイビー)の剪定について、


落葉性つる類、ヘデラの剪定は、基本的にはいつでも可能、時期の特徴は
- 春(3月~5月頃):
- 最も適した時期とされます。冬の休眠期を終え、新芽が伸び始める前か、伸び始めたばかりの時期に剪定することで、剪定後の回復が早く、新芽が勢いよく成長します。
- この時期に剪定すると、すぐに新しい葉が茂り、美しい姿を保ちやすくなります。
- 特に、形を整えたい、大きくしたい場合はこの時期が適しています。
- 秋(9月~10月頃):
- これも適した時期です。夏の生長が一段落し、冬の休眠期に入る前に剪定することで、株への負担が少なく、冬越しに備えることができます。
- 病害虫対策としても有効です。茂りすぎた枝葉を整理することで、風通しが良くなり、病害虫の発生を抑えられます。
- 夏(6月~8月頃):
- 伸びすぎた枝を軽く剪定する程度なら可能ですが、強剪定は避けた方が良いです。夏の強い日差しの中で強剪定すると、残つる葉が日焼けしたり、株が弱つるりする可能性があります。
- 冬(11月~2月頃):
- 休眠期なので、大胆な剪定(強剪定)も可能です。ただし、剪定後の新芽の発生は春まで待つことになります。
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